● 試験日について
消防設備士試験は、年に3回行われています。
● どんな方が受験されますか?
施設・設備関係の方や、防火対象物や消防設備の管理・維持をされている方、消防設備の工事・整備・点検をされている方、消防士、自衛隊、危険物取扱者免状取得者、工業高校の生徒でジュニアマイスターをねらっている方などです。また、転職を考えている方も多く受験されています。危険物取扱者試験に次いで人気のある国家資格です。
追加:電気工事士の免許を持ってる方は、自動火災警報設備・ガス漏れ警報設備の一部の電気系統の箇所は工事できないので、甲種4類を取得される方もいらっしゃいます。
● 難易度は?
消防設備の種類は、目的(消火設備・警報設備・避難設備)・用途によって8つに分類されます。特類・1類・2類・3類・4類・5類・6類・7類です。
特類以外は、実技(鑑別・製図)があるので、あいまいな理解力では合格は厳しいです。しかし、丸暗記ではなく、構造をしっかり理解すれば合格基準を突破できるような内容です。
私が20年やっての難易度を分析しますと、甲種1類、3類、5類が他の類より難易度は少し高いような気がします。
● 最初はまず何類から始めたら?
もちろん今現在仕事をするうえで必要な資格に取り組むべきですが、急がない場合は、私は、まずは、乙種6類(消火器)から薦めます。他の類をマスターするために、乙種6類の物理を理解することは甲種消防設備の資格を取得するうえで必須だからです。私の中で難関資格を突破するためには、危険物乙種4類と消防設備乙種6類は最重要資格と考えています。
● その他
消防用設備の工事・整備は、有資格者でないとできません。いわゆる独占業務ということになります。資格を持っている〝 あなた ″でなければ工事・整備できない資格です。価値ある国家資格です。
特類・・・大変申し訳ございません。今のところ開講は未定です。
甲種第1類(ジュニアマイスターポイント12P)
屋内および屋外消火栓・スプリンクラー設備・水噴霧消火設備・・・工事・整備・点検が可能
甲種第2類(ジュニアマイスターポイント12P)
泡消火設備・・・泡消火設備の工事・整備・点検が可能
※ 泡消火設備は、セルフのガソリンスタンドには、設置義務があります
甲種第3類(ジュニアマイスターポイント12P)
不活性ガス消火設備・ハロゲン化物消火剤・粉末消火設備・・・工事・整備・点検が可能
※ 実技の製図の部分で細かな構造まで問われるので、製図はおろそかにできない。とくに逆止弁の設置場所は苦手な方もいるはずです。
甲種第4類(ジュニアマイスターポイント20P)
警報設備・・・自動火災報知設備・ガス漏れ火災警報設備の工事・整備・点検が可能
※ 甲種消防設備の中で最も受験者数の多い(人気のある)種類です。電気工事士の免許を取得していても、警報設備(電気配線部分など)は工事・整備ができない箇所があるのが原因と思います。個人的な意見ですが、この資格は他類と比較して楽しく短期間で取得できる資格と分析しております。電気免除の方だと2週間もあればマスターできるのでは・・・
甲種第5類(ジュニアマイスターポイント12P)
避難設備・・・金属製はしご・救助袋・緩降機の工事・整備・点検が可能
※ 避難設備にかかる法令(設置基準)が、他類と比較すると難しいと思います。他にも避難ロープ・すべり台・タラップ・避難橋などの構造等や実技では、三角比・モーメントなどの少し難しい計算もあるので、そこで手こずるのでは・・・
乙種6類(ジュニアマイスターポイント4P)
消火器・・・小型消火器・大型消火器の整備・点検が可能
※ 危険物の免状を取得したあと、次に挑戦する方が多い資格です。危険物は、おもに化学の基礎を勉強しますが、消防設備の乙種6類は物理の基礎を勉強します。よって、この2つの資格をしっかり理解すると、これからの他の資格の知識が理解しやすくなります。ぜひ、この2つに挑戦することをお勧めします。
乙種7類(ジュニアマイスターポイント4P)
漏電火災警報器・・・漏電火災警報器の整備・点検が可能
甲種1類・2類・3類・5類(※免除がどこかの科目にある方の場合)
一括コース・・・5万円(内訳:施設料1万円、資料等1万円、講師料3万円)
甲種4類(※電気内容免除の場合)
一括コース・・・4万5千円(内訳:施設料1万円、資料等1万円、講師料2万5千円)
乙種6類
一括コース・・・3.5万円(内訳:施設料1万円、資料等1万円、講師料1.5万円)
乙種7類(電気免除の場合)
一括コースのみ・・・2万円(内訳:施設料5千円、資料等5千円、講師料1万円)
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